昨年から、“まちなかbizあおば”の起業課題解決ディスカッションに
何度か参加させていただいている。
この中で、毎回面白いのは、
人の課題にはバンバン良いアイデア・意見が飛び出すけれど、
多くの人が自分の課題に対してはお手上げ状態だと云う事。
これは参加者も判っていて、だからこそ参加して人に意見を求めるんですね。
勇気のいる事ですが、起業を目指す人にとって、
それくらいで怖気付いてちゃ お先真っ暗ですからね。
皆さん、積極的に参加して、人の意見に耳を傾けている。
これが“起業を目指す”人だから、当たり前に出来ているけど、
既に企業に所属している人ならどうでしょう。
企業内の特定のグループや個人で問題を解決しようとしていないでしょうか?
そこで出た解決アイデアの中から、最善の策を選んでないでしょうか?
もっともっと良いアイデアがあるかもしれないけれど、
貴重な時間を使って策を練っている以上、
ほとんどの課題解決はその手でも問題ないでしょう。
ですが、これを繰り返していると、
本当はもっと手間暇かけて解決すべき根本的な課題、
つまりコストをかけて解決すべき課題も同列に扱っちゃうんですね。
それが繰り返された結果、
だんだんと組織が硬直化してくる、組織が老齢化してくる。
どれがコストをかけて解決すべきか?の判断は
慣れないうちは難しいんですね。
なので、それも含めて企業外に“ご意見番”を求めるのは、
とても有効な手段なんです。
何故なら、
・ 外部の人間の方が課題を客観視できる
・ より広範囲で自由な発想ができる
からなんですね。
そのアイデアを実行に移す困難を考えませんから。
ですが、
どんなに困難であってもそれが最善と思われるなら、
やらなきゃダメなんです。
「そんなの出来ないよ!」ではなくて、
「やるためにどうするか?」
という気持ちで取り組まなきゃいずれジリ貧です。
“まちかどbizあおば”みたいな活動はそれ程多く無いし、
今のところ起業家向けです。
企業向けで有効なコワーキングを提供しているトコロは少数ですが、
ある程度以上の規模の都市なら身近にあるかもしれません。
探してみてください。
無ければ、無責任に言っちゃいますが、
“まちかどbizあおば”に連絡して、
企業向けをリクエストしてみるのも手かもしれません。
カーネギーメロン大学の理事で、アルファベット取締役の
エリックシュミットさんは、GoogleのCEO時代、
自分を客観視するために外部のコーチを活用していたそうです。
コーチってどの程度役に立つのか判らない!って方も、
“まちかどbizあおば”には私を含めて何名かの“コーチ”が在籍してます。
気軽に相談してみてくださいね。