街頭で、「こんにちは! 横浜のお菓子屋さんでーす!」とか、
「京都のお菓子屋さんです!」とか、声をかけられた事はありませんか?
多くのブロガーが「買ってみた」的な記事も書かれていますね。
これ、どんなビジネスモデルなのかここで書くまでもありませんね。
仕入れに優位性を持っているわけでもない会社が、起業支援などと謳って、若者に街頭販売をさせている、くらいは誰でも想像つきます。
(写真はイメージです、と一応書いておく)
実際のところどうなんでしょう。
購入した多くのブロガーさんが語っている様に、商品的にも価格的にも魅力のない商品を街頭販売しているだけなんですね。
売っているのは圧倒的に野心的な若者です。
街頭で人に声をかけてモノを売る、というのはとても勇気のいる事です。
商品や価格に優位性があるならともかく、なんらの優位性もないモノを、街行く人に売る。
これだけの事が出来るなら、もっと稼げる商売を自分で起こすことも可能でしょう。
ですが、商売には資本が必要です。
この街頭販売のいいところは、大資本が必要ないところ。
ダメなところは、頑張ってもそんなに稼げないところです。
自分が起こしたビジネスモデルであれば、頑張った分だけ自分に実入りがありますが、これは元々労働力の搾取を目的とした本部だけが儲かるビジネスモデルです。
この街頭販売をずっと続けようと思っている人は居ないでしょうし、コレをステップにビジネスを学ぶために、そして多少のビジネス資金を貯める為には、いいかもしれません。
私はこの手のビジネスモデルは好きじゃありませんが、この程度で潰れるようじゃ大きなビジネスを成功させるのも難しいのは事実なので、登竜門的に上手く使っちゃうのはアリかもしれないな、と思います。
ただしこの時、買ってくれた人に対する感謝の気持ちを忘れてしまうと、将来のための良い経験にはなりません。
大きなビジネスの成功は、お客様に感謝されるビジネスだと云う事は忘れちゃダメなんです。